クレジットカードの世界シェア

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国際カードブランドは世界のクレジットカードの共通規格で、1枚のクレジットカードが世界中どこでも使えるようにと工夫されたものです。例えばビザカードのマークが付いているクレジットカードであれば、世界中のビザカード加盟店で決済に利用することが可能になります。では、クレジットカードの世界シェアはどのようになっているのでしょうか。

全世界で最も多く普及しているカードブランドは、VISAです。このカードは世界各国の銀行が共同運営するビザ・インターナショナルという非営利団体のカード管理会社によって統括管理されています。VISAのシェアは圧倒的ともいえ、クレジットカードの世界シェアのおよそ60パーセントを占めるほどであるといわれています。

VISAについで世界シェアが高いのはマスターカードで、およそ30パーセント近いシェアを持ち、アメリカンエキスプレスはおよそ10パーセントほど、そして国際クレジットカードブランドとしては日本初のブランドであるJCBの世界シェアは1パーセントあまりと言われています。日本国内で発行中のクレジットカードも、ビザカードかマスターカード、あるいはJCBを含めた3社から選べるというものがほとんどです。

VISAのマークがある加盟店ならどこでもVISAのクレジットカードで支払いをすることができます。VISAは加盟店が一番多いクレジットカードで、その数は3000万店を超えるとされています。国内外を問わず利用できる店が多いクレジットカードが欲しいと考えているのであれば、VISAが一番でしょう。

VISAの次に多くの加盟店を持つのはマスターカードです。マスターカードの加盟店は、ヨーロッパなどに多いという特徴があります。海外旅行に出かける際には、VISAとマスターカードの両方を揃えてあれば、まず安心と言えるでしょう。世界のほとんどの加盟店でクレジットカード決済を利用できるはずです。旅行に際しクレジットカードを複数枚用意するのであれば、それぞれのカードの国際ブランドが重複しないように考えておくと良いでしょう。

マスターカードの加盟店がヨーロッパに多いというように、どこの国際ブランドがその都市で多くの加盟店を持っているかは、国や地域によってさまざまな特徴があり、異なるものです。海外旅行に出かける際には、そのような事情もあらかじめ調べておけば、いざという時の支払いに困るようなことはないでしょう。

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このページは、 itosuiが2007年12月22日 16:33 に書いたブログ記事です。

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